実は渋滞には先頭があった!!

結論から言うと渋滞には先頭があります。
ちょっと考えてみるとあって当然です。雨と晴れ、宇宙と地球の境目があるのと同じように、渋滞とそうでない場所の境目だって存在するのです。
さて、遥か彼方宇宙の話や自然界の不思議はともかくとして、高速道路ではなぜ渋滞が発生するのでしょうか?

渋滞原因のうち「事故」と「工事」この二つは理由が明確なため除外します。渋滞要因のうち3割程度がこれです。
問題は「サグ部」と呼ばれる場所。約半分、渋滞原因のうち50%弱占めています。
(渋滞の原因を分析し、渋滞解消・緩和対策を実施しています※NEXCO 東日本より)

また「サグ部」のことを、国土交通省ではこのように定義しています。

サグ部とは・・・勾配が上り方向へと次第に変化する区間。勾配が極めて緩やかに変化

  • ドライバーは勾配変化に気づきにくい
  • 上り坂で速度低下が生じやすい

※国土交通省より引用(http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/autopilot/pdf/05/6.pdf)
言葉では分かり辛いですね。以下、ちょっと図で解説してみましょう。

サグ部図解

サグ部図解台数が多くなければ、上り坂下り坂の境界でもスムーズに動きます。

 

car2上り坂に差し掛かった時に、スピードダウンしてしまい、ちょっと詰まってきます。ほとんど分からない感覚のようです。

 

サグ部これぞバタフライエフェクト。連鎖的なブレーキが後ろへ後ろへ波及していき、最終的に渋滞が完成します。

 

高速道路を運転していれば遭遇したことがあるかもしれません。「渋滞中ある地点を通過した途端、いきなり動き出した!!」という不思議現象です。
そう、まさにその瞬間、あなたが渋滞の先頭だったと、考えることが出来るわけです。

速度回復表示

速度回復表示

※blog.goo.ne.jpより引用

速度回復表示と呼ばれるものです。前との車間が開いていれば、迅速に適正な車間を維持するように努めます。
こう見ると渋滞の要因は、人間の本能に働きかける作用ですので、事前に渋滞を回避するのは難しいかもしれませんが、少なくともこれで、後続の渋滞解消には繋がります。

渋滞について

ちなみに世界で一番最初に渋滞情報を発信したのは日本です。1961年に警視庁がラジオで発表しました。
年末年始やお盆など、シーズン中の渋滞はもはや風物詩といえるかもしれませんが、渋滞世界記録保持者はフランスでした。ギネス認定176km。
東京都練馬I.Cから新潟県南魚沼市、塩沢石打I.Cまで、ちょうど176kmです。また、東京ドームに換算すると721個分の長さに相当します。

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