運送業の問題

トラック

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ここに二つのニュースがあります。
両方とも運送業活性化のため、国交省が取り組んだことが書かれています。
1つは下請取引適正化、1つは取引状況改善について。

問題点
運送業では価格競争が激しくなっていますが、こと価格競争についていえば、運送業界に限った話でもないでしょう。
政府も「トラック運送業は、国民生活と経済活動を支える重要な産業である」と、明言しています。これも運送の需要が高いからこそ、価格競争が激しいと考えることもできるわけです。

下請取引適正化で指摘された問題点
  1. 過当競争による「適正な運賃水準が確保が困難」であること
  2. 元請け下請けなど「多層構造に課題」
  3. 低賃金・長時間労働による「人材不足」

需要が高いにも関わらず、人手不足やコスト問題が生じるのは、様々な業界で指摘されている問題のひとつでしょう。個人的意見ですが、某大手通販会社の注文すると当日届くサービスは、ちょっとやりすぎな気もしなくもない。その日に欲しいもので店舗にあるものならば、ちょっとくらい足を運んでも良いのではないか。配達拠点の修羅場が目に浮かぶようです。
問題解決

取引状況改善で指摘された問題点
  1. 「トラック運送業は荷主に比べて立場が弱く、荷主との取引では適正な取引環境の確保が困難であること」
  2. 「コスト負担の適正化」の具体的事例としては、仕分け・検品等の付帯作業や荷待ちによる待機等、運送以外の業務に係る費用については運賃とは別のものとして契約上明確化すること

としています。同じようなテーマではありますが、ニュアンスが違いますね。
価格競争解決のため、荷主側に協力を求め、経産省や農林水産省に要請しているという点で、前者より一歩踏み込んだ形となっている。
これも運送業界に限った話ではないですが、発注者と受注者が対等であるケースは、全体的に少ないのではないでしょうか。

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